人妻体験談 雷鳴の夜に抱かれて: 港町で忘我に沈んだ38歳の背徳告白

【第1部】雨音と稲光の町で──揺らぎ始めた人妻の境界線

私の名前は 藤原 遥(ふじわら はるか)
38歳、関西のとある港町に暮らしている。
夫は東京で単身赴任をしていて、もう5年になる。私は地元の保険代理店で事務をしているが、夜はいつも広すぎる二階建ての家に一人。雨音に包まれながら食卓に並ぶ一人分の夕食を見るたび、胸の奥に虚しさが広がっていた。

そんな暮らしの中で、心の拠りどころになっていたのは、バイト先で知り合った 斎藤 蓮(さいとう れん)
25歳の大学院生。
夏のインターンとして短期間働きに来ただけのはずが、なぜか妙に馬が合って、いつしか勤務後も一緒に帰るようになっていた。彼の快活さと不意に見せる真剣な眼差しは、忘れかけていた女の感覚を少しずつ呼び覚ましていた。

その日の夜。梅雨の湿った風が吹き荒れ、空気は張りつめていた。
バイトを終え、店内の灯りを消しながら、ふたりきりで休憩室に腰掛けた。窓の外には港のクレーンがぼんやり浮かび、遠くで雷鳴が響く。

「今日も送りますよ、美咲…じゃなくて、遥さん」
わざと名前を呼び間違えて笑う蓮。その無邪気さに心が緩むと同時に、どこか後ろめたさが忍び寄る。
「もう子どもじゃないんだから、夜道くらい一人で歩けるわよ」
そう言い返した瞬間、稲光が夜空を裂き、鼓膜を破るほどの轟音が建物全体を揺らした。

「きゃっ──!」
思わず声をあげ、身体を震わせた。雷が大の苦手な私は、反射的に彼の腕に飛び込んでいた。
「大丈夫ですか、遥さん…」
蓮の胸に顔を埋めると、彼の鼓動が荒く伝わってきた。その熱が、恐怖よりも甘美な何かを胸に灯していく。

「…ごめんなさい、子どもみたいに」
「いいえ。俺は嬉しいです」
囁かれる声は、稲光よりも心を震わせた。

私の肩を包む腕の力が強くなる。
近すぎる距離。息がかかるほどの近さ。
このままでは、もう戻れなくなる──そう思ったのに、雷鳴のたびに背中を撫でてくれる彼の温もりを、手放すことができなかった。

【第2部】雷鳴に濡れた口づけ──溢れ出す人妻の熱

雷は途切れることなく夜空を裂き、窓ガラスを震わせていた。
私は蓮の胸にしがみついたまま、子どものように肩をすくめていた。

「遥さん、怖いんですね」
囁く声が耳に触れた瞬間、背筋に電流が走る。
「……ええ、昔から、雷だけは」
震える声で答えたとき、稲光がまた夜を裂き、轟音が腹の底に響いた。私は反射的に、さらに強く彼に縋りついてしまった。

そのときだった。
彼の指先が、私の髪をすっと撫で上げた。
その仕草は慰めのはずなのに、指が頬へ、顎へ、そして唇の端へと迷うように辿った瞬間、心臓が危ういリズムで跳ねた。

「遥さん……」
たった二文字の名前。
その音に溶かされ、抗う理性が遠のいていく。

次の瞬間、唇が触れた。
湿った空気の中で、熱を帯びた口づけ。
軽く触れるだけのはずが、すぐに彼の舌が入り込み、私の舌と絡みあった。
「んっ……ふぅ……」
狭い休憩室に、ぴちゃりと生々しい水音が響く。

彼の手が背中に滑り、ブラのホックを器用に外した。
「やだ……」と言葉は漏れるのに、身体は拒まなかった。
布地がずらされ、胸が空気に晒された途端、乳首に舌が触れる。
「んんっ……だ、だめ……っ」
甘い痛みのような快感に、声が裏返った。

ごつごつとした大きな手が胸を鷲掴みにし、舌先が乳首をちろちろと苛む。
稲光がまた夜を裂き、その度に全身が跳ねる。
「遥さん……かわいい声、我慢しなくていいですよ」
耳元で囁かれると、胸の奥から切ない喘ぎがこぼれて止まらなかった。

「んぁっ……んんっ……っ」
気づけばスカートの裾を押し上げられ、ショーツの上から熱い手のひらが這う。
「もう濡れてる……俺のせいですよね」
ショーツ越しに指が押し込まれた瞬間、腰が勝手に浮いてしまう。

「や……そこ、だめ……っ」
「嫌じゃないですよね」
濡れた布を指先でこすられると、理性が揺らぎ、喉から震える声が漏れる。
「んぁっ……んんっ……」

やがて布地をずらされ、直接指が割れ目に触れた。
熱い蜜を掬うように撫でられ、すぐに指が滑り込む。
「ひゃ……っ、あぁ……っ」
二本の指が奥を探り、同時に親指で敏感な突起を執拗に擦られる。

雷鳴と喘ぎが混ざり合い、世界の境界が溶けていく。
「遥さん、気持ちいい?」
その言葉に返事はできず、ただ腰を震わせて頷いた。

「んっ……あっ……あぁぁっ……!」
奥の一点をこすりあげられた瞬間、頭の奥で何かが破裂したように光が弾け、全身が痙攣する。
次の瞬間、温かい液体が勢いよく溢れ出し、畳を濡らした。

「遥さん……潮、吹いたんですね」
羞恥と快感に震えながら、私は彼の胸に顔を押しつけた。
呼吸は荒れ、足は震え、もう自分の身体でありながら制御できない。

──この時点で、人妻であることも、夫の顔も、雷の音すら忘れていた。

【第3部】稲光に貫かれて──人妻が忘我に沈む夜

指に蹂躙された余韻がまだ体に残っているのに、蓮の吐息はますます熱を帯びていた。
「遥さん……もう、俺、我慢できない」
その声に顔を上げた瞬間、ズボンを押し下げた彼の昂ぶりが視界に飛び込む。若さに張りつめた硬さ、脈打つような熱。

「だめ……私、人妻なのに」
口ではそう言いながら、視線は逸らせない。
膝の間にその熱が触れた途端、理性がひとつずつ崩れ落ちていった。

「入れる前に……確かめさせてください」
そう囁いた彼が、私の太ももを押し開き、舌を這わせた。
「やっ……だめっ、そこは……」
湿った音が部屋に響く。舌がひだを丁寧に開き、蜜を啜る。
「んぁっ……んんっ……あぁ……!」
声が漏れ出すたび、腰が勝手に前へ突き出てしまう。

「遥さん、こんなに濡れて……欲しがってる」
囁きと同時に突起を吸われ、全身が痙攣した。
「ひゃっ……だ、めっ……イっちゃう……っ!」
唇を噛んで堪えても、波のように押し寄せる快感に身体は裏切られる。
稲光が窓を裂いた瞬間、私は声を押し殺せず絶頂に震えた。

――そのまま。
蓮は硬さを掴み、ゆっくりと私の奥に差し入れてきた。
「んっ……あぁぁっ……!」
浅い部分を擦られるだけで、膣壁がぎゅうっと彼を締めつける。
「遥さん……すごい、きつい……」
熱に押し広げられる感覚は、痛みではなく悦びへと変わり、奥へ奥へと導かれていく。

「もっと……奥まで……」
自分でも信じられない声が喉から漏れた。
「はい……全部、ください」
そう答えた彼が一気に腰を沈める。
「んぁぁっ……だめぇ……っ!」
奥を貫かれる衝撃に、頭が真っ白になった。

体位を変え、背後から深く突かれる。
腰を鷲掴みにされ、突き上げられるたび、乳房が揺れてクッションに擦れる。
「んっ……あぁぁ……もっと……強くっ!」
自分でも信じられないほどの淫らな声が、雷鳴に混ざって室内を満たす。

クリトリスを摘ままれ、同時に最奥を抉られる。
「んんっ……だめっ……また……イクっ!」
幾度も絶頂に飲み込まれ、涙と涎を垂らしながら、ただ腰を振り続けた。

「遥さん、中に……出すっ!」
蓮の声と同時に、熱が奥深くに注ぎ込まれる。
「んぁぁぁっ……!」
その瞬間、全身が弓なりに反り返り、快楽の渦に飲まれた。

私は夫の顔も、日常も、人妻であることすら忘れ、ただ一人の女として果てていった。
窓の外では、まだ雷鳴が夜を震わせていた。

まとめ──雷鳴が導いた人妻の背徳と悦び

あの夜、雷鳴に抱きすくめられながら私は人妻であることを忘れ、ひとりの女に還った。
38歳という年齢も、夫が遠くで暮らしている現実も、すべてが霞み、ただ若い彼の熱と声と匂いだけが私を支配していた。

恐怖から始まった抱擁は、やがて舌の交わりへと変わり、濡れをあらわにした私の身体を解き放った。
何度も果てるうちに、羞恥と背徳は溶け、残ったのは「もっと欲しい」という剥き出しの渇望。
稲光に照らされた一瞬ごとの快楽は、私の心に焼き付いて消えない。

朝が来ればまた、私は「人妻」として日常に戻る。
けれど雷鳴が轟く夜になるたび、あの港町の湿った空気と、彼に貫かれた熱の記憶が蘇る。

──人は孤独と欲望に揺れるとき、どんな理性も超えてしまう。
あの夜の私がそうであったように。

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